非常勤講師として勤務している学校で先日、滝廉太郎の『花』を学習した学年がありました。
授業を担当していた私、ふと思ったのでした。
「どうして、滝廉太郎が音楽界に出てくることになったのだろうか?」
そこには、そこに至るまでの歴史を知る必要があると思ったのでした。
現在、オンライン授業を実施している学校なので、
ここらでそんな知的な授業をしてみることもいいのではないかと思い、
思い切って実施をすることに。
我ながら、見えてくるものがありました。
明治時代に音楽教育に関する政策を実行していなかったら、
現在の学校音楽教育は成り立たなかったかもしれないなあと思うに至ったのでした。
ということは、現在の音楽風景など、絶対に違ったものになっていたのかもしれませんね。
歴史に「もしも」は禁物なのでしょうが、
案外、明治時代の音楽史をクラシック音楽の側面と学校音楽教育の側面から見てみると、実に興味深いと思うのです。
ただ、問題は、私の授業の中身。
ちょっと単調な流れで、生徒にとってはつまらなかったかも?
しかも、私がまだ苦手としているオンライン授業ですからねえ。
反省点も多いのですけれども、学ぶ意義はあったと自負しております。