コントラバス奏者 ひらてぃ~のブログ

コントラバス奏者・ピアニスト・指揮者として活動している平田昭浩のBlog

ラヴェルのボレロを鑑賞

実は、非常勤講師として勤務している学校、先週から夏の特別授業期間でして、

私も先週の水曜日に中学2年生の授業をこなしてきました。

ただ、本当ならば、対面授業を実施したかったのですけれども、

先週の水曜日は大雨警報発令ということから、オンライン授業でした。

音楽のオンライン授業はなかなか不便でして、

仕方なく私は楽典学習を先週はしていました。

 

本日は対面授業となりましたので、

先週予定していたメニューを本日実施したのでした。

そのメニュー、ラヴェル作曲のバレエ音楽ボレロ』の音楽鑑賞でした。

ja.wikipedia.org

 

現在使用している教科書には、中学2年生(もしくは中学3年生)で取り扱うようになっています。

これ、20世紀の作品なのに、取り扱いやすいのですよ。

取り扱いやすい理由は次のとおり。

・リズムは1つだけ。そのリズムを169回した後、ラスト2小節は別のリズム。

・曲全体で弱音から強音までの壮大なcrescendo

・主題はたったの2つ、構成もシンプルにわかりやすい。

 

素材がたったこれだけなのに、17分もの演奏時間中、全く退屈することなく聞けるのは、凄い名曲だということ。

このことだけでも生徒たちは学んでくれると、鑑賞した意義は大変大きいと云えます。

 

ところで、聞きっぱなしで終えたくないのが私。

2学期開始したら、クラス全体でラヴェルボレロを合奏してみようと企んでいます。

コロナ禍の状況ですから、使える楽器に制約がかかりますが、

逆にどんな工夫をしたらいいのか、生徒たちが考えてくれるのもいいかなあと思っています。

ということは、クラスによっていろんなボレロが生まれるのかもしれません。

なかなか、壮大な実験が待っています。

果たしてどうなるのか?成功するのか失敗するのか?

こればかりはやってみないと分からないですね。