今日は久しぶりに映画館まで出向いて、次の映画を鑑賞してきました。
映画鑑賞の目的は2つ。
1つは単純にラヴェルのボレロに関する知的好奇心を満たしたかったということ。
そしてもう1つは、音楽教育の現場にいる私として、鑑賞教材の研究をしてみたかったということ。
鑑賞してみて感じたのは、自分自身の楽しみには直結していて、
「あ~、なるほどねえ」といった作品の背景に関わる事実関係や、ラヴェル本人の人生を再認識することが出来た喜びといったところでしょうか。
こういう映画を見てしまうと「ボレロが弾きたくなる」という感情が沸きあがってきます。
反面、子どもたちに鑑賞を勧めるかどうか、そこは難しいかなあ?
中学生でも鑑賞可能ではありますが、
ちょっと理解が追いつくかなあ?
なかなかストーリー展開が難しいと感じる部分もあるので、
音楽教育者の私の立場からは、生徒たちに「是非見てください」とは言いにくいですね。
むしろ、2学期にこの曲を学習しますので、その後に知識確認という意味で鑑賞すると、面白いと思うのかもしれませんね。
とにかく、私は大変勉強になりました。
そうそう、来年はラヴェル生誕150年。
これを契機に、ボレロ以外の作品についても、いろいろと勉強してみたくなったのでした。