コントラバス奏者 ひらてぃ~のブログ

コントラバス奏者・指揮者・ピアニストとして活動している平田昭浩のBlog

ドヴォルザークのユーモレスクは弾きやすいか否か?

来月15日に以下の公演に、私はオーケストラの一員としてコントラバス奏者で出演予定。

www.kyotanabe-musicians.org

 

例年は8月に開催されていた行事でしたが、今年は9月開催。

毎年、いろんなピアノ協奏曲が演奏されますが、

中には「え、そんな曲するんだ!」みたいな驚きを覚えることもありまして、

その中の一つが、ドヴォルザークユーモレスク

 

ドヴォルザークユーモレスク、実は8曲あるのですけれども、圧倒的に第7番が有名。

クライスラーなどによるヴァイオリン編曲版がよく演奏されますけれども、

原曲はピアノ独奏。

今回演奏するのは、その第7番。

ここでは、ピアノ独奏による演奏動画を貼り付けておきます。

youtu.be

 

先日、この曲のオーケストラ伴奏の楽譜が送られてきたのですが、

楽譜の調号を見て、驚いてしまいました。

「そうか、変ト長調なのか」

 

変ト長調、この調性はオーケストラ奏者にとっては、譜読みも困難、弾きにくさもあるかなあ?

だって、こんな調号ですよ。

G-flat major

♭が6つもあると、めまいが起きそうです。

なぜかって?答えは簡単「ふらっとする」からです。

なんて駄洒落を言っている場合ではないのですが、

オーケストラ奏者にとっては厄介な調性でも、

ピアニストにとったら、実は弾きやすい調性なんだとか。

そうそう、鍵盤に上手く手が乗せることが出来て、演奏がスムーズなんだとか。

黒鍵に人差し指から薬指まで置けますから、その点が演奏効率のいい点なんでしょう。

 

さあ、今回のピアノ独奏とオーケストラとのコラボレーション、どんな演奏になるのでしょうか?

勿論、オーケストラは弾きにくくても、ちゃんと演奏しますよ!