当たり前ですが、クラシック音楽を演奏するには楽譜が必要です。
楽譜がしっかりとしたものでないと、練習は混乱してしまい、無駄な苦労を強いられます。
また、製本したものが郵送されることよりも、コピーの状態で、楽譜到着後に自分で製本することもしばしば。
楽譜が自宅に郵送されないで、いきなり本番の会場で渡されたこともしばしば。
初見で弾くのかあ、鍛えられるなあ。
ところで、近年はIT化が進んでいることもあり、LineやMailで楽譜が送信されてくるケースもちらほら。
この場合は、自分でプリントアウトするという手間がかかりますけれども、
事業者側は確実に郵送料金の節約ということで、メリットはありますね。
私なんか、PCに直接届いたらまだしも、スマホなんかにデータが送られてきたら、どうやって印刷したらいいのってなって、最初は結構大変でした(今でも大変ですけども)。
ここで気を付けたいのが、著作権が残っている楽譜について。
作曲家によっては、きちんと楽譜を購入、あるいはレンタル譜を使用して、コピーが禁じられているものがあります。
おおよそ、作曲家の没後70年を超えないと、著作権は発生しますし、
曲によっては出版社そのものが版権を所有していることもあり、その場合もコピーで演奏することは禁じられているはずです。
以前、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲 ハ長調 WoO5 というものを演奏した際、
曲が未完成で、後に別の音楽学者が補筆した版を用いて演奏だったのです。
その楽譜、販売されていなくて、全てレンタル譜。
コピーの所有も許されず、演奏したら楽譜は即返却。
厳しいと思われますが、大切な権利、その権利を侵してはならないのですね。
楽譜の取り扱い、気を付けましょう。
場合によったら犯罪となり、人生を棒に振る恐れがあります?