20年くらい前のことですが、不眠症になったことがありました。
原因はいろいろとあったのですが、気が付いたら治っていました。
そういえば、不眠症に悩む伯爵のためにゴルトベルクが弾いたとされるのが、
バッハのゴルトベルク変奏曲。
この逸話、真偽の程はさておき、
1時間程度の演奏時間の中身は、アリアの主題と30の変奏曲、終わりに再びアリアが登場。
これを聞けば眠たくなることは間違いなし!
眠たいのに、これが名曲なのですね。
弦楽器奏者なので、この曲の弦楽三重奏版は以前から興味がありました。
その版の編成はヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ。
そうそう、コントラバスの出番は予想通りなし。
実は、この版のチェロをコントラバスに置き換えた版があることは知っていたのですが、
なぜか、私はこちらの版には関心を持たなかったのでした。
やはり、少々無理がある部分が出てくることがその理由だったのでしょう。
ところが、先日、こんな動画を見つけてしまいました。
原曲の調性であるト長調より完全5度低いハ長調に移調してのもの。
これはとても自然に聞こえて、私は大変気に入ったのでした。
これを聞けば心地よく眠れるのは間違いなし?
これは弾いてみたい気持ちが出てきました。
難関は楽譜の入手。
出来るかなあ?