昨日に引き続き、私が出演する今月11日予定の公演プログラムに関連しての話題。
私が小学生の頃に弾いた懐かしい曲集が
ブルグミュラーの25の練習曲。
最初は楽しかった記憶があるのですけれども、
段々と退屈が私の中を支配するようになって、
正直、当時は練習をあまりしていなかったかなあ。
ただ、レッスンで最初から曲順にこなしていき、とうとう最終曲の25番目となり、
「いよいよ終わる」という目標に立ち向かい弾いた曲が「貴婦人の乗馬」。
子どもだった私も、これは好きでしたね。
ただ、はやく終わって次の曲集に入りたいという気持ちの方が強かったかなあ。
その後に取り組んだ曲集は「ソナチネアルバム」でした。
ちなみに、日本語訳では「貴婦人の乗馬」が完全に定着していますけれども、
原題のフランス語”La chevaleresque”には「貴婦人」なんて意味はどこにもありません。
競馬のように走るのではなく、優雅な乗馬を連想しての音楽ですね。
なので、猛烈に速いテンポで弾いている演奏をたまに見かけられますが、
あれだと落馬しそうで少々怖いかなあ?
さて、私がこの曲を初めて弾いた時から40年以上(?)もの時を経て、
再び演奏体験を持つことに。
今度は弦楽五重奏付きということで。
勿論、コントラバス奏者として演奏に加わるのですけれども、
多分、ノスタルジーに浸りそうな自分がいそうな予感がします。