今年の5月から6月に開催されたエリザベート王妃国際音楽コンクールのチェロ部門、
このコンクールの模様、YouTubeによって動画配信がされていますが、
このサービスは、なかなか現地に出向けない人にとっては有難いこと。
コントラバス奏者である私、実はとっても興味深いことが。
ボッケリーニのチェロソナタを弾くというのがコンクールの課題にありまして、
その伴奏はピアノやチェンバロではなく、
もう1本のチェロを伴奏に配置するというもの。
いわゆる第2チェロパートが付くということ。
私の演奏ポジションから、この第2チェロのパッセージをどう弾いているのかを探りながら動画を見ていたのでした。
そもそも、コンクールの課題にこんなスタイルは珍しいなあと思ったもの。
しばし、ボッケリーニの音楽を第2チェロ視線で勉強してみました。
参考までに、演奏動画を一つ貼り付けます。
それにしても、ボッケリーニのチェロのパッセージ、
滅茶苦茶に難しいですね。
私はこのパートは絶対に弾きませんからね!
第2チェロの方が楽しいので。
第2チェロの扱い、単なるベースラインをなぞるだけでなく、
一緒に歌う節があったり、和声を提示したり、
地味にいい仕事があります。
ここを弾くことが楽しいと感じる私。
実は、過去にボッケリーニのチェロソナタを数曲演奏したことがあります。
勿論、全てが第2チェロを担当。
また弾いてみたいのですけれども、
ソリストはとても難しくて大変だ!