コントラバス奏者 ひらてぃ~のブログ

コントラバス奏者・ピアニスト・指揮者として活動している平田昭浩のBlog

バッハの無伴奏チェロ組曲をコントラバスで弾く

バッハの無伴奏チェロ組曲

昔はよくコントラバスで弾いていました。

ただし、レパートリーは極めて限定したものでした。

第3番のブーレをハ長調ではなく、ト長調で演奏とか、

第5番をハ短調ではなく、ト短調で演奏とか、

(これは無伴奏リュート組曲第3番BWV995がヒントになっています)

第6番のアルマンドを原調のニ長調をそのまま採用して、ほぼオクターブ下げて演奏とか、この程度。

ここ最近は全く弾いていませんでした。

 

ある日、たまたまネットで、とあるプロオーケストラの採用オーディションの情報を知ることに。

採用オーディションを受ける予定も気持ちも全くない私なのですけれども、

どういう課題曲が使われているのかを知りたくて、日頃から調べてしまいます。

今回知ることとなったオーケストラ、非常に珍しい課題曲でした。

それが、バッハの無伴奏チェロ組曲第6番よりクーラントを弾くというもの。

 

これは珍しいなあと、その募集要項を読むと、とても興味深いのです。

演奏に際しては、原曲のチェロの譜面をそのまま採用する、そして記譜されたとおりに演奏とのこと。

コントラバスの最低音であるE音よりも低い音は、オクターブ上げて演奏とのこと。

楽譜の出版社は指定しないものの、原典版を推奨とのこと。

 

ということで、この内容で私も自宅で弾いてみました。

弾いてみると、なかなか難しいのですけれども、

案外、これはこれでいい練習になるなあと実感。

自分自身の演奏レパートリーに入れるには、もう少し練習して体に染みつかせる必要があるかなあ?

だってねえ、現在のチェロで弾いても難しい曲。

本当ならば、5弦チェロが必要なんだとか。

その演奏動画を貼り付けておきます。

youtu.be

 

バッハの作品を日頃の練習材料にする私でした。