オーケストラの作品をピアノに編曲したもの、
結構ありますね。
今の時節柄、ベートーヴェンの交響曲第9番「合唱付き」、いわゆる第九のシーズンですけれども、
この曲のピアノ編曲版は有名なリストが書いています。
私、あんな難しい楽譜、絶対に弾けませんけどもね。
リスト編曲には2台ピアノのための編曲版も存在します。
これも演奏は大変に違いないはず。
勿論、私には到底弾けることは不可能。
さて、私にはそれ以外に興味ある編成を知りました。
リスト編曲の2台ピアノ版にティンパニを追加したもの。
「なんだこれは?」と思い、YouTubeで動画を見つけてしまいました。
ティンパニが加わるだけで、音響的な広がりが感じられて面白いと思いましたね。
特に第2楽章は効果抜群ですね、まるでティンパニコンチェルトの様相。
それに、なんとなくバルトークの「2台のピアノと打楽器のためのソナタ」の響きを思い出しましたね。
それに、ベートーヴェンのピアノ協奏曲ニ長調(ヴァイオリン協奏曲の編曲版)のカデンツァには、ピアノだけでなくティンパニも加わるように書かれてありますから、
このアイデアは、きっと天国のベートーヴェンも「面白い」と笑っているはず。
超名曲なのですから、いろんなアレンジが存在してもいいはず。
編曲の意図が伝わらずに失敗するリスクもありますけれども、
上手くいけば、全く別の世界が見られるかもしれませんしね。
そんな新しい発見をすると嬉しくなってしまう私。
今度は、この編成に声楽ソリストと合唱を加えたらどうなるのか、聞いてみたいなあ。