先日、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」をオーケストラの一員として演奏してきた私でしたが、
こちらでの公演では、オーケストラの規模が小さなものでした。
1管編成に編曲したもので、当日のオーケストラの構成員はたったの20名。
これに指揮者とピアニストが加わって総勢22名でした。
近年の私は、こういった小編成でのオーケストラ活動が多くなっているのですが、
もっと少ない人数での演奏はあるのかと思い、演奏動画を探してみました。
ありましたよ、たった6人での演奏が!
全楽章の演奏でもいいのですが、気に入ったのが第1楽章のみのものでしたので、それを貼り付けておきます。
確かに、ショパンでもこの編成に編曲したものが時折演奏されますが、
ベートーヴェンもあったのですね。
なんでも、ヴィンツェンツ・ラハナーという19世紀の作曲家がベートーヴェンのピアノ協奏曲を5曲ともピアノと弦楽五重奏に編曲しているのだとか。
ラハナーに関する詳細なデータは、英語版ですけれどもWikipediaの記事を貼り付けておきます。
ミニマル傾向が強い私には、この編成での演奏は大変興味深いもの。
ベートーヴェンの「皇帝」をこれまでに何度も弾いてきている私なので、
機会があれば、こんな「皇帝」もいいかなあと思っていますけれどもね。