私が非常勤講師として勤務している学校、
中学2年生で学習する雅楽について、昨日授業で取り扱いました。
そうそう、越天楽を聞くというもの。
ただ、今回は雅楽に使われる楽器を中心に学習を深めました。
ふと、気になったことがありました。
それは、篳篥に使われるリードのこと。
このリード、ヨシが材料として使われているのですが、
ヨシならなんでもいいという訳にはいかないようです。
なんでも、大阪府高槻市の淀川河川敷にある鵜殿のヨシ原に育つヨシでなければダメなんだとか。
私の自宅からも数キロの距離に鵜殿のヨシ原はあります。
恥ずかしながら、鵜殿のヨシ原と篳篥との関係を最近知った私でしたので、
今回の授業、ちょっと細かくレクチャーすることとなったのでした。
さて、個人的に気になっていることが。
それは、この場所が新名神高速道路が建設されている場所ということ。
「え、大丈夫?」なんて思ってしまった私。
ここのヨシがなくなってしまったら、篳篥のリードは作られなくなり、
雅楽存亡の危機となってしまうからです。
ただ、NEXCO西日本のサイトには、環境保全についての情報が掲載されていました。
勿論、環境保全は大切。
でも、私自身の交通利便を考えると、高速道路は完成してほしい。
ということで、上手く両立できるように願うばかりです。
というよりも、私の自宅から近いのだから、一度は訪ねておかないといけませんね。