昨日、とあるギターアンサンブルの練習日、指揮者業務でした。
現在練習している曲の中で、私にとって大変懐かしい曲がありまして、
実は、その曲の解釈に少々こだわりを持って練習をしています。
その曲、バッハのオルガン曲「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」BWV645 のこと。
私が中学から高校にかけて通っていた中高一貫の私立学校、
キリスト教主義の教育に基づいたものでしたので、
礼拝というものがありました。
礼拝が始まる前、オルガンの先生が奏楽として、よくオルガン曲を演奏されていたのを覚えています。
その中で、この曲が演奏されていたことも多くありました。
当時の私は、それが誰の作品のどんなタイトルだったのか、全く関心がなかったのでしたが、
不思議と耳は覚えているものでした。
このオルガンの曲、実はカンタータ第140番「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」の第4曲 コラール「シオンは物見らの歌うの聞けり」からの編曲。
そこで、オルガンのものと、カンタータの原曲の2つの演奏動画を貼り付けておきます。
<オルガン BWV645>
<カンタータ第140番>
今回、この曲を練習するということを、私としては大変懐かしく思い、
同時に、しっかりとした勉強をして、私自身の解釈を深めたいと思う次第。
あと半年、深淵なる音の世界を追い求めていきたいと思っています。
今のところ、出来は上々です。