昨年暮れに、こんな文章を私のサイトで書いていました。
その際、クーセヴィツキー関連で調べていたら、大澤壽人という人物に辿り着きました。
彼のことを詳細に知るなら、以下のサイトがいいと思います。
大澤壽人がクーセヴィツキーに献呈したとされるコントラバス協奏曲、
1934年に作曲されておきながら、実は完全な初演は2017年と、かなりの年月が経過していたのでした。
楽曲に関する解説は以下のサイトを参照してください。
2017年の初演のコンサート、聞きに行くべきでしたが、その初演のことは公演終了後に知ってしまった私、
「しまった、もっと早くに知っていたら、聞きに行っていたのに!」と後悔していました。
しばらくは大澤壽人のことを気にかけていなかった私でしたが、
クーセヴィツキー生誕150年をきっかけに再び関心を持つようになりました。
そこで、今頃になって、初演の録音が販売されていることを知り、購入して聞きました。
聞いてみて思ったこと、
確かにコントラバスは技巧的には難しいかもしれませんが、
凄く楽器の効果を上手く表現しているし、
オーケストラは独奏楽器として不利なコントラバスを音響的に潰さないような工夫がなされているし、
1934年作曲なのに、古めかしさが感じられず、むしろ新しさを感じてしまう作品と思ったのでした。
凄くいい作品なので、もっと普及してほしい作品なのに、
残念ながら、この初演以来、演奏されたという知らせを聞いたことがありません。
じゃあ、私が弾いてみる?
そんな機会を作ることは困難だろうなあ。