音楽家として興味深い内容がありました。
それは、戦時中ということから、英語が敵性語として禁止されて、楽器の名称が和名に変更されてしまうというもの。
その和名がこれまたけったいなものばかり。
サックスは「金属製ひん曲がり尺八」
コントラバスは「妖怪的四弦」
いや~、この時代に生きていなくてよかったです。
私、自己紹介で「コントラバス奏者の平田です」と言えなくて、
「妖怪的四弦奏者の平田です」なんて言わないといけないなんて、
それはいやですよ。
まずねえ、妖怪的四弦というのに相応しい楽器がコントラバス以外に現存しますよ。
その楽器、オクトバスというもの。
どんな楽器かって?これを見てください。
どうですか、これなら「妖怪的」でしょ?
ただし、弦の数は3本なので、正確には「妖怪的三弦」になるのかな?