コントラバス奏者 ひらてぃ~のブログ

コントラバス奏者・ピアニスト・指揮者として活動している平田昭浩のBlog

2024-01-01から1年間の記事一覧

Mozart y Manbo

3年前、こんなBlog記事を書いていました。 hiratea.hatenablog.com そして、このシリーズのCDを3枚購入。 どうやら、このシリーズのCDはこれで完結のようです。 この企画の主宰、ベルリンフィルのホルン奏者であるサラ・ウィリスさんのサイトに、 一連の企画…

シューベルトを勉強

先月29日にNHKのEテレで放送された「クラシックTV」はシューベルトがテーマ。 ここのところ、テレビをじっくりと見る余裕がなく、 今頃視聴したのでした。 www.nhk.jp シューベルトは中学1年生の音楽の授業で、必ず学習する人物。 そうそう、あの歌曲「魔王…

散楽

今年のNHK大河ドラマ「光る君へ」を毎週欠かさず視聴している私ですが、 音楽家として勉強になることがたくさん盛り込まれています。 そして、勉強になったのが散楽という芸能のこと。 昨日の放送、最後の紀行の部分で紹介がありました。 www.nhk.jp もっと…

卒業式はいいものです

私が非常勤講師として勤務している学校、 本日が高校卒業式でした。 昨年は欠席したのですが、 今年は指導しているクラブの部員が卒業生にいましたので、 3年間の思い出を大切にしたく、出席しました。 卒業式が開催される今週は予行練習があったのですけれ…

琵琶の調べ

ここのところ、NHK大河ドラマ「光る君へ」にドはまり状態の私、 作品そのものを興味深く楽しんでいるのですが、 音楽教育者視線で見ていくと、これがいい教材となるのですよ。 そうそう、ドラマの時代設定が平安時代ですから、雅楽を中心に音楽的な描写が随…

ラプソディ・イン・ブルーの初演から100年

ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」は大変人気の曲です。 そういえば、昔は、とあるドラマで取り上げられたりと、 現在でも演奏頻度が高い曲。 実は、私、1度だけ演奏体験があるのですけれども、 その時の楽器はなんとティンパニ! なんとも恐ろ…

ダンバートン・オークス

今日の記事の標題、なんのことかと思われますが、 これはストラヴィンスキーが書いた協奏曲「ダンバートン・オークス」のこと。 曲に関する解説は、Wikipedia記事にて割愛。 ja.wikipedia.org ストラヴィンスキーを昔から好きな私ですが、 好きであることと…

ヨハン・シュトラウス2世の「こうもり」

昨日、懐かしく以下の番組を視聴していました。 www.nhk.jp 2002年のウィーンフィルニューイヤーコンサート、 私はその公演の放送を見ていました。 当時の私、ヨハン・シュトラウス2世の喜歌劇『こうもり』序曲を聞いて大興奮していました。 昨日の放送を見…

今日の枚方の最高気温

本日は、バレンタインデー 2月中旬ですから、冬の恒例行事のはずなのに、 今日は4月並みの気温の高さだったところが多かったようです。 我が地元、大阪府枚方市の本日の最高気温、なんと20.1℃ 2月に20℃越えとは驚きです。 それにしても、私が非常勤講師とし…

指揮者の小澤征爾さん死去

大変、残念なニュースが入ってきました。 「世界のオザワ」と評され活躍されていました、指揮者の小澤征爾さんが亡くなられました。 www3.nhk.or.jp 20年くらい前、京都で指揮者講習会を聴講させていただいた時、 2回ほど小澤さんのレッスンを見学したことが…

演奏終了まで639年!

私が非常勤講師として勤務している学校の高校2年生の音楽の授業、 今年度からジョン・ケージを扱っています。 そうそう、あの「4分33秒」を作曲した(⁉)前衛音楽家ですよ。 そんな彼の作品について、こんなニュース記事を見つけてしまいました。 www.tokyo-…

ブルックナーの交響曲第7番に室内楽版がある

今年生誕200年となるブルックナー。 きっと、彼の作品がいろいろと演奏される頻度が上がるだろうと思われます。 ただ、こんな作品はどうでしょうか? 私がここのところ、いろいろと調べていますシェーンベルク(彼も生誕150年!)が主導していた「私的演奏協…

雅楽を学習

私が非常勤講師として勤務している学校の中学2年生、 先月の授業で、雅楽の学習をしました。 本来ならば、「越天楽」の鑑賞をじっくりとするべきなのでしょうが、 時間数の都合上、雅楽の管弦を構成する楽器についての学習に力点を置きました。 ところで、今…

母校の図書館

私の母校、京都市立芸術大学。 学生だった頃、実は夏休みにそこの大学図書館でアルバイトをしていた期間がありました。 なんで学生が図書館でアルバイト? 私が1回目に通った大学の同志社大学在学中に、 図書館司書教諭の資格を取得しました。 同志社大学在…

節分です

本日、2月3日は節分の日。 「鬼は外~」と言って豆を撒くのは、楽しいのかもしれませんが、 私は「勿体ないなあ」とか「掃除が面倒だなあ」という理由から、 豆は撒かずに、恵方巻といわし、そして歳の数だけ豆を食べることに専念です。 今年の方角は東北東…

テレマンのGrillen Symphonie

3年前のBlog記事に、こんなものを私は書いていました。 hiratea.hatenablog.com とても編成がユニークだし、 コントラバス2本がコンチェルトのように目立つし、 曲想も楽しい調べだし、 ずっと演奏出来ないかなあと祈るばかり。 その祈りは、未だに実現でき…

グリンカを語る

近代ロシア音楽の父と呼ばれるのが、ミハイル・グリンカ(1804-1857) 彼の詳細については、Wikipedia記事を貼り付けておきます。 ja.wikipedia.org 私、これまでにコントラバス奏者としてでなく、指揮者やピアニストとして、 グリンカの以下の作品を演奏し…

寒の糸

私はコントラバス奏者であることと、 非常勤講師として勤務している学校の音楽の授業で和楽器の学習をこの時期にしていることから、 次のニュースは、興味深く見ました。 www3.nhk.or.jp 和楽器の弦の生産方法なんて全く知らなかった私でしたので、 ニュース…

12連勤の途中です

今週月曜日から来週金曜日にかけて、ずっと仕事が入っている私。 レッスン業務と非常勤講師として勤務している学校の職務が入っています。 連続で働く日数は12日間です。 働き方改革の流れは、私にはないのかなあ? フリーランスの音楽家は働いた分だけ収入…

ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」

ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」 私はとても好きな曲です。 というか、ドビュッシーは昔から大変好きでした。 ピアノ曲もたくさん弾きましたし、 オーケストラでもいくつかの曲を演奏した経験があるのに、 この曲に関しては、まだ演奏体験を持ったこ…

フォーレを忘れていました

いつも、年始のBlogには、その年のメモリアルイヤーの作曲家たちについて、 勝手にいろいろと語っていた私。 ただ、メモリアルイヤーの基準を勝手に決めていました。 それは、没後○○年をなるべく取り上げないということ。 生まれたことを取り上げることは、…

阪神・淡路大震災から29年

昨日が阪神・淡路大震災から29年でした。 あの地震、忘れることなど出来ません。 地震と無縁で過ごすことが出来ない国にいるので、 地震を無視した生活の考えは持つべきでないことは当然のことです。 元旦に発生した能登半島沖地震も、他人事には絶対に思え…

メンデルスゾーンの「協奏的変奏曲」

10年くらい前に、メンデルスゾーンの協奏的変奏曲を弾いたことがあります。 原曲はチェロとピアノのための曲を、チェロをコントラバスに置き換えて演奏しました。 昔から大変好きな曲だったのですけれども、 これを弾いたのはたったの1度きり。 どんな曲なの…

大学入試共通テスト 国語の問題

一昨日と昨日と2日間実施された大学入試共通テスト、 一昨日の国語の問題で、クラシック音楽業界で話題になったものがありました。 その問題、第1問にあった文章でした。 その問題は以下をご覧ください。 www.toshin.com この問題、出典先は渡辺裕『サウンド…

昭和ブギウギ 笠置シヅ子と服部良一のリズム音曲

今シーズンのNHK朝の連続テレビ小説は「ブギウギ」 リアルタイムでは見れない私なので、録画をして視聴しています。 たまにエキストラ出演している音楽家さんが知り合いだったりするのが驚きの私。 「あれ~、○○さんが出てる!」なんてね。 ところで、そのド…

2024年がメモリアルイヤーの作曲家たち~ヨセフ・スーク~

このシリーズ、6人目は、生誕150年となります、 ヨセフ・スーク(1874-1935:チェコ)を取り上げます。 いつものごとく、Wikipedia記事を貼り付けておきます。 ja.wikipedia.org 私自身は、彼のことについては馴染みが薄いものでして、 彼の作品なんて演奏し…

2024年がメモリアルイヤーの作曲家たち~グスターヴ・ホルスト~

このシリーズ、5人目は、生誕150年となります グスターヴ・ホルスト(1874-1934:イギリス)を取り上げます。 いつものごとく、Wikipedia記事を貼り付けておきます。 ja.wikipedia.org 昨年の9月、私が非常勤講師として勤務している学校の音楽の授業で、 ホ…

2024年がメモリアルイヤーの作曲家たち~アントン・ブルックナー~

このシリーズ、4人目は、生誕200年となります、 アントン・ブルックナー(1824-1896:オーストリア) いつものごとく、Wikipedia記事を貼り付けておきます。 ja.wikipedia.org 彼の作品、私は演奏したことが一度もありません。 なので、ブルックナーのことは…

2024年がメモリアルイヤーの作曲家たち~アルノルト・シェーンベルク~

このシリーズ3回目は、生誕150年を迎えます、 アルノルト・シェーンベルク(1874-1951:オーストリア)を取り上げます。 いつものごとく、Wikipedia記事を貼り付けておきます。 ja.wikipedia.org 私としては、彼の作曲作品に関心があるというよりは、案外彼…

2024年がメモリアルイヤーの作曲家たち~べドルジハ・スメタナ~

年始になると、恒例のように「○○○○年がメモリアルイヤーの作曲家たち」と題したBlog記事を書いている私ですが、 今年も音楽家らしく、このシリーズを書こうと思います。 といっても、昨年末にはフライングでクーセヴィツキー生誕150年のことを書きました。 h…